「ウッドレジンテーブルを作りたい!」というお客様からご依頼いただきまして、
ワークショップというのか、お客様と一緒に作ろうプロジェクトを行いました。
このページは、その製作日記となっており、作り方から工程まで解説しております。
ぜひ最後まで見ていってください♪
見積もりを見てもらい「ぜひおねがいします」と言ってくれたので、まずは木材の調達をしに多摩産材を扱う製材所にお邪魔しました。
リバーサイドテーブルは、木材とエポキシレジンを使って製作しますが、大きければ大きいほどレジンの量が多くなり高額になります。
どの木材でテーブルを作りたいのか、お客様本人に直接目で見て、触って、選んで頂きました。
お客様の理想なテーブルは↓このようなものでした。
穴が開いた木材を探していたところ、なんと!発見!
こちらのイチョウ!
厚さが約10cmあったので、半分に割いてもらい、この木材を使用することになりました。
お客様の理想のイメージで、木材に穴が開いているのもでしたので、そちらもドンピシャで決定。
木材は、カット代込みで2万円程で仕入れることができました。
木材が決まったので、この木材に合わせたサイズで、再度お見積りを提出。その都度連絡させてもらいました。
カットしてもらったイチョウの木。木目がなかなかカッコイイです。
カットしてもらったばっかなので、銀杏臭が少ししてました笑
今回は前面にコーティングをかけるので、匂いは封印します。
こんな感じにテーブルのサイズに、木枠を作りました。
木枠の材料もこちらで手配していたので、お客様は手ぶらで来店。
もちろんスタッフも教えながら一緒にお手伝いしながら、作業します。
OPPテープを貼り、しっかり脱型しやすいようにします。
イチョウも設置し、まずは透明のレジンを木材に塗りながら、一層目を流しました。
最初から色のついたレジンを流すと、木材が浮く可能性もあり、それを防ぐためです。木材に塗ったのは、気泡を防止するためです。木によって、気泡が多くでるものもあるので要注意なのです。
使うレジンは、フローレスレジン注型用です。
主剤3:硬化剤1 で攪拌させて固めます。
2日目の作業は、ここまでです。時間としては4時間くらいかかりました・・・!サイズが大きいので、時間がかかってしまうのは仕方ないですね。
約1週間後(レジンの硬化に時間がかかるため)、2回目のご来店。
今回は好きな色に調色して、レジンを流します。
お客様のご希望は、透明度のあるターコイズブルーでしたので、こちらで発色が良く長持ちしやすい調色剤を準備しました。
ちなみにエポキシレジンは全部で11kg使用しました。笑
着色剤も約4本使いました。
木材がグングンレジンを吸うので、木材の面迄レジンを流しても、固まるときには木材面より下がっていることが多いです。
約1週間後、3回目のご来店。
ウッドレジンをやったことがある人なら知っていると思いますが、一番大変なのは研磨すること。
時間がかかるし、木くずがでるし、本当に大変なんです。
その作業をやっていただきます。
最初にトリマーで平面だしを行います。
(弊社でブースを借りる方は、この平面だし装置なども貸し出しOKです。ウッドレジン好き集まれ~)
そのあと、サンダーで研磨をします。
今回は大きいサイズなので、スタッフもお手伝いし、研磨いたしました。お客様も粉まみれになりながら、頑張りました!
この日は休憩も含めて5時間くらい作業でした。
遠方に住まわれてるお客様なので、凹みの補修やコーティングは弊社スタッフの方で行いました。
その写真がこちら。
やばい・・・めっちゃカッコイイ・・・!!!
お客様の理想にかなり近い仕上がりになりました!
コーティングは透明レジンを2回行いました。
木材がグングンレジンを吸うことが分かっていたので、1回目のコーティングは主に木にレジンを染み込ませるのを目的に行いました。
軽く研磨をして2回目のコーティングをすると、ツルッツルに良いコーティングができました!
コーティング剤は2回で約1kg使用。どんどん重たくなっちゃう~
この時期、温度が急激に低くなりレジンの硬化が遅いので、暖房をつけております。
YouTubeでも製作過程を投稿してます!ぜひぜひ見てください♪